9月〜10月

今年一番平穏だった時期だったように思う。
有休残数は前年繰越を含めて38日ほどあったが、結局36日残して退職となった。
この2ヶ月間は主に引き継ぎ業務を行っていた。
10数年分の仕事の引継ぎをするのは大変であったし、また引き継ぐ担当者が未熟だったため大丈夫なのかなあと不安になったが、業務的にはしばらく安定している状況だったのでなんとかなるだろうと、気を遣わないことにした。
それよりも自分の今後には大きな不安があった。
新しい職場でやっていけるのかどうか?実力的なこと、人間関係、不安でいっぱいだった。
それを打ち消すには勉強するしかなかった。定時までは引き継ぎための資料作成をし、それからは勉強をして夜遅くまで残った。(次の職場で最初に携わる仕事で使う技術について、情報が送られてきた)
家にいるとだらけてしまうので、土曜日もきて勉強した。
長くいた会社を辞めてしまう前に、少しでも会社に居たい、という気持ちもあった。
そういえば引き留めはほとんどなかった。
なんだか複雑な気持ちもあるが、私という人間をみんな理解してくれているのだと思う。
社内では私の辞意にみんなが驚いたが、同時に「ついに、、」と思ったようだ。
送別会はにぎやかに行ってもらった。退職日までは本当にあっというまだった。